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純金積立って儲かる?メリットとデメリットは?【各社比較】

純金積立って儲かる? メリットとデメリットは?

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純金積立に興味があるけど、内容がよくわかならいという方もいらっしゃるかと思います。

 

純金積立は比較的手軽に投資できるものですが、多くの会社が取り扱っているので、今まで金を購入したことがない人にとっては、どの会社の積立がよいのか判断するのは難しいかもしれません。

そのような方は、今回の記事をご一読ください。
短時間で純金積立の仕組みが理解できるかと思います。

 

純金積立のメリットデメリット、そして「ドルコスト平均法での買い方」などについても、わかりやすく書いてあります。

そして基本が理解できたら、実際にどの会社の純金積立が自分にとってよいのか内容を比較をしてみたいと思います。

 

純金積立で有事に備える

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現在、コロナウィルスの影響も一因となり、世界各国の株価や石油価格が乱高下、経済活動も先行きがますます不透明な状況です。

金やプラチナの価格もその影響を受け、相場が大きく動いています。

そのような状況もあり、「有事の金」に注目が集まっています。

日本でも、金やプラチナを少額から買える「純金積立」が今とても人気になっているようです。

 

純金積立の始め方

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ここでも私自身が積み立てている「田中貴金属の純金積立」を参照してお話しさせていただきます。

「田中貴金属の純金積立」は、みなさんテレビCMなどでもおなじみの、「純金積み立てコツコツ♪」の商品です。

地金と金貨(コイン)の現金売買とは取引のタイプが違い、毎月一定の金額を投資して(最低3,000円から)「」や「プラチナ」等を継続して購入・貯蓄する商品です。

 

純金積立の仕組み

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それでは、純金積立の仕組みを簡単にお話しします。

私自身は毎月「金」の積立を3,000円分積み立てています。

初めに、田中貴金属工業に「パンフレット内の書類郵送(料金受取人払い)」か「インターネット登録」で申し込みを済ませます。

 

登録終了後は以下のような流れで積立が開始します。

 

・まず、登録した銀行口座から毎月3,000円が自動的に引き落とされます。

・その引き落とした3,000円分で、田中貴金属が毎月金を買って貯めて(保管して)くれます。

・ある程度金が貯まれば、(換金したい日の買取相場で計算し)現金化※することができます。

※田中貴金属の純金積立では、現金だけでなく、地金やコインなどで受け取る方法もあります。
※引き落とした積立金で、翌月に金が購入されます。

簡単にお話すると取引の流れは上記のようになりますが、以下はもう少し細かいところを補足します。

 

純金積立のメリット、デメリット

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まず、純金積立の「メリット」、「デメリット」をみてみます。

メリット

毎月3,000円(最低額)という少額から始められる手軽さがあります。

毎月お金が自動的に引き落とされて金が貯蓄されていくので、貯蓄が苦手な人には最適。

金の保管量は無料。その上、自分で保管する必要がないため、盗難や紛失のリスクがない。

「金」だけでなく、1 つの口座で「プラチナ」や「銀」の積立も同時にできる。

毎月の積立とは別に、自分の好きなタイミングでスポット購入(買い増し)が可能。

ウェブサイトから申し込みをすると、年会費1,000円(税抜)が無料になる。

ドル・コスト平均法(あとで説明)で購入するため、長期投資でリスクを抑制し、安定した取引をすることができる。

次にデメリットを考えてみます。

デメリット

ネット登録をしないと、年会費1,000円(税抜)がかかる。(12ヶ月で割ると実質91円/月かかっている)

また、3,000円投資の場合、積立手数料が3,000円×2.5%(%は積立の金額によって違います)=75円/月かかる。

よって3,000円の投資で、年会費と積立手数料の合計が毎月166円かかるのは、個人的に少し高い気がする( あくまで主観)。

ただし、「年会費」はネットで申し込めば無料になりますし、純金積立の現金化の際は、現物地金の売却とは違い「売却手数料」が無料というメリットがありますので、トータル166円かかるのは、それほど気にしなくてもよいのかなとも思います(これも主観です)。

 

次に、田中貴金属が金を毎月買う際に、どのような買い方をしているかです。

「田中貴金属の純金積立」は、「ドル・コスト平均法」という買い方で金を買っています。

積立額を日割りして、毎日少しづつ購入する仕組みを採用し、価格の高いときは少なく、低いときは多く買うことで、価格変動リスクを抑える効果が期待できるのです。

では、「ドル・コスト平均法」をもう少し詳しくみていきます。

 

ドル・コスト平均法とは

ドルコスト

「ドル・コスト平均法」は、毎月一定の金額を、同じ投資対象に継続して投資するもので、長期的な資産形成に適していると言われています。

この方法の最大の特徴は、「定額購入」という点にあります。価格が高くてもが安くても関係なく、一定の金額で購入をするというものです。

毎月一定金額を投資することで「安いときにはたくさん買い、高いときには少なく買う」というメカニズムが自動的にはたらき、結果として購入価格が安定する効果が期待できます

 

現物地金を購入するタイミングはなかなか難しく、予想を常に考え続け、今後どうなるかを毎回当て続けることは不可能でしょう。

「ドル・コスト平均法」は、定額購入することによって自動的に平均した相場で購入ができるため、積立に適していると言われるのです。

毎日金やプラチナのリアルタイムの価格チャート推移を見て、上昇した、下落したなど一喜一憂する必要はありません。

とにかく、みなさんが「いつ買ったらいいのか?」とタイミングを悩む必要がないのもメリットですね。

 

実際の買い方の例ですが、引き落とした3,000円で地金を1日で全部買ってしまう訳ではありません。

買い方としては、3,000円をまず月の営業日数で割り、1日で買える金額を算出します。(田中貴金属のひと月の営業日数を20日と仮定する)

3,000円  ÷  20日  =  150円

つまり、一日150円分ずつ地金を買っていくことになります。

150円だと地金はほんのちょっと!しか買えませんが、購入期間が長くなればなるほど知らず知らずのうちに貯まっていきます。

 

私自身も、2011年10月から積立を3,000円で始めました。

2020年2月現在の金の評価額は以下のように375,947円になっています。

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そこで、今まで積み立ててきた金額を計算してみると、

・積立金 3,000円 × 101ヶ月 = 303,000

・買付手数料 75円/月 × 101ヶ月 = 8,400

・年会費 8,550円(8年分:消費税5.8.10%)

全ての金額を合わせると、319,950円掛けたことになります。

よって現在の収支は、

375,947円(評価額)− 319,950円(掛金)=55,997円の利益が出ていることになっています。

現在は、金の相場が高騰していますし、あくまでも結果論でしかありませんが、

銀行預金の利息と比べると、だいぶプラスになっていると考えられるでしょう。

 

いかがでしたでしょうか。

今回は田中貴金属の例で説明させていただきましたが、純金積立は三菱マテリアル、楽天証券、SBI証券などの各社もやっています。

人によっては「純金積立などやめとけ!」などという人もいますが、上の結果をご覧頂いて冷静にご判断いただければよいかと思います。

以下に各社純金積立の比較表を作成しましたので、みなさん自身で具体的なサービス内容をご検討いただければと思います。

 

純金積立のサービス【各社比較】

まずは純金積立の会社を選ぶポイント(サービス)を考えてみます。

・ネットでオンライン取引ができるか

・年会費がかかるか

・購入手数料 / 売却手数料がいくらか

・毎月の最低積立金がいくらか

・スポット購入(買い増し)ができるか(日単位・月単位)

・精算が金売却による現金受け取りか、金地金(金貨)と交換ができるか

・純金の保管方法および保管料はどうか

・運営会社の総合的な信頼度(健全性)はどうか

・取引内容に関して相談できる店舗やコールセンターは充実しているか

このあたりを基準にして各社を比較してみるとよいでしょう。

基本的な項目の比較表を下記に作ってありますので是非ご参照ください。

 

年会費 購入手数料 売却
手数料
最低
積立金
スポット購入
最低金額
金地金交換 純金の預り方法 保管料
楽天証券 無料 約定金額の
1.65%(税込)
無料 1,000円以上
1,000円単位
1,000円 × 消費寄託 無料
SBI証券 無料 約定金額の2.2%(税込) 無料 1,000円以上
1,000円単位
1,000円
1kgから
特定保管 無料
マネックス証券 無料 約定金額の2.75%(税込) 無料 1,000円以上
1,000円単位
1,000円
100gから
消費寄託 無料
KOYO証券 1,500円 無料 無料 3,000円以上
1,000円単位
10,000円以上
1,000円単位

100gから
消費寄託 無料
田中貴金属工業 1,100円(税込)
無料(ネット利用時)
1.5%~2.5% 無料 3,000円以上
1,000円単位
1,000円以上
1,000円単位

5gから
地金・コインも可能
特定保管 無料
岡安商事 3,300円(税込) 購入代金1,000円につき
月額25円
無料 3,000円以上
1,000円単位
1,000円
5gから
地金・金貨も可能
混蔵寄託 無料
住信SBIネット銀行 無料 購入代金1,000円につき
月額25円(税込)
無料 1,000円以上
1,000円単位
1,000円 × 消費寄託 無料
三菱マテリアル 880円(税込)
オンライン
トレードは無料
10,000円以上1,000円
につき26円(税込)
10,000円未満1,000円
につき31円(税込)
無料 3,000円以上
1,000円単位
10,000円
5gから
地金・金貨や
メタルも可能
消費寄託
or
混蔵寄託
消費寄託(無料)
or
混蔵寄託(有料)

※こちらの内容は2020年4月4日時点のものです。内容が変わる場合がございますので、お申し込みの際は、各社ホームページをご確認の上お申し込みをお願い致します。

 

田中貴金属の価格(相場)の決め方について

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まず金の購入価格ですが、田中貴金属では海外市場の相場とリンクしながら(平日は)毎日変動して価格決定しています。

海外相場は米ドル建て価格(1トロイオンス=31.1035当たり)で発表されますが、日本では円建て(1g当たり)価格で発表されます。

よって、最終的な価格は海外相場の値動きと円/ドル為替相場の変動によっても変わります

店頭税込小売価格(円/g)の計算方法

{(海外の現地価格+保険料・運賃)×為替レート÷31.1035g+経費手数料}+消費税

 

参考までに、2020年10月7日現在、金価格は、田中貴金属工業、三菱マテリアルともに1gの小売価格は7,850円。

金1kgバーを購入するにはは7,085,000円が必要です。数年前と比較するとかなり金価格が上がりました。

各社のチャート表を見ていただければ一目瞭然ですが、いつまで上昇するのでしょうか。

 

純金積立の税金にについて

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次に、みなさんが気になるであろう税金の話をさせていただきます。

純金積立利益が出た場合税金を支払う必要があります。その税金についてみていきます。

 

純金積立で買った金にかかる税金は、金・プラチナ地金(インゴット)を購入した時と一つだけ異なる部分があります。それは課税所得計算のための金・プラチナの取得価額です。

 

金・プラチナ地金(インゴット)の場合は基本的に購入した時の金価格で決まりますが、純金積立の場合は「総平均法に準ずる方法」による算出で決定されます(国税庁のホームページを参照)。

 

「総平均法に準ずる方法」は「平均取得価額」のことです。純金積立で金・プラチナをドルコスト平均法で購入した場合、取得価額は毎日の購入単価の平均に基づく金額になります(当日スポット購入の場合はその日の購入単価)。

 

純金積立はドルコスト平均法で購入するため、毎日の購入単価の平均に基づく金額を取得価額に使えることで、金・プラチナの地金(インゴット)を購入する場合と比較するとリスクを減らせる場合があります。

 

取得価額の計算方法の他は、純金積立も金・プラチナ地金と同じ計算式になります(こちらをご参照ください)。

売却金額から取得価額を引いた金額が譲渡益になります。この譲渡益と他の取引で得た譲渡益を合わせた金額から、50万円(特別控除)を引いた金額が譲渡所得となり、最終的に給与など他の所得と一緒に合わせて総合課税として計算し、税務署に申告します。

 

ちなみに、金を売却したことで譲渡損が出た場合は、他のの取引で得た譲渡益より金の損失分を差し引く損益通算が可能になります。しかし、損益通算が出来るのは何でも出来るわけではなく、絵画やゴルフ会員権など品目が限られているためご注意ください。

 

純金積立の保管方法について

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最後に補足になりますが、積み立てた純金の預かり形式についてです。

大きく分けて2つの方法があります。

特定保管方式:預けた純金をほかの資産と区分して管理し、会社が保証する

消費寄託方式:金の所有権が利用者から取扱会社に移転
※「消費寄託」方式は、万一、取扱会社が倒産した時は、純金の返還を請求できる権利が残りますが、積み立てた金が100%戻ってくるとは限らないので注意が必要です。

※混蔵寄託は、「混合寄託」とも呼ばれ、受寄者(物を保管する者)が寄託を受けた代替性のある寄託物を、他の寄託者(物の保管を依頼する者)から寄託を受けた種類及び品質が同一の寄託物と混合して保管し、寄託されたのと同数量のものを返還する特殊な寄託をいいます。

 

ここ数年の金価格は上昇傾向にあります(プラチナも少しづつ上がってきました)。

よって純金積立はみなさんにとって注目すべき投資商品であるでしょう。

しかし金は相場商品であるため、価格変動というリスクが伴うことも考えておかなければなりません。

よって純金積立ではその価格変動リスクを抑えるためにドルコスト平均法を適用しています。

 

上記の表のように、多くの会社では、月々数千円の少額から購入することができ、貯めた金の保管も運営会社が行なってくれるので盗難リスクもありません。

田中貴金属工業や三菱マテリアルのようにインターネット(net)取引も可能になっていますので、パソコンやスマフォと通信環境があれば以前よりも気軽に投資が可能となっています。

もし金やプラチナの現物を購入することに不安をお持ちの方は、安全に少額から始められる純金積立をおすすめします。

逆に、金やプラチナの現物の購入・売却に興味をお持ちの方は、こちらの記事をご覧ください。

純金積立の仕組みと同じく、金やプラチナ投資の基本と取引の仕方が簡単に理解できると思います。

 

このブログ記事が、これからの皆様の生活の一助になれば幸いです。

 

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最後に、注意事項だけご承知おきくださいませ。

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