もくじ
働きたくない人はニートになるべき【引きこもりましょう】

毎日、毎日、同じ職場で同じ仕事の繰り返し。仕事がつまらなすぎて週5日も働けない。
そもそも働きたくないし、早く会社を辞めてやろうと思いつつも、30歳を過ぎるとなかなか新しい職を見つけるのは困難になってくるし、また、辞めた後のお金が心配になってなかなか踏ん切りがつかない。
そういう人は多いのではないでしょうか。
それなら、(若い人は特に)思い切って一度ニートになって引きこもってみることをおすすめします。
私自身、過去に4年ほどニート経験の期間があります。その間は以前仕事をして貯金した分を切り崩してなんとか生活していました。
ニートになると、正直金銭面でつらいところもありますが、それでもなぜ私がニートをすすめるのか?
それはニートを一度経験することで、会社では得られない学びがとても多いと感じたからです。
そもそもなぜ多くの人は働きたくないのか

そもそも皆さんは、毎日楽しく働いていますか。
楽しく仕事を出来ている人はとても幸せだと思います。
しかし、多くの人は生活費を稼ぐことだけを理由に、やりたくもない仕事を無理して頑張っているのだと思います。
そんな気持ちで毎日真面目に働いているのに、給料は一向に上がらず、むしろ最近はコロナの影響で減ったりしていないでしょうか。
その上、会社組織に属する人は、つまらない派閥争いに巻き込まれたり、取引先のお偉いさんやクレーマー客にしたくもない愛想笑いをしていないでしょうか。
また、自身の出世の為に、嫌な上司や同僚、時には後輩にも無理やり意見を合わせて、自分の本心をねじ曲げていませんか。
こんなことばかりあっては、前向きに働く気持ちがなくなって当然ですね。
働きたくないなら、思い切って一度ニートになって引きこもってみること

ニートの世間的なイメージは、ただ働かず、部屋に引きこもって特に何もしないといったイメージではないでしょうか。
働かないことがまるで悪いことのように印象付けられている気がします。
世の中の人は、ニートで引きこもると、「自分の殻に閉じこもるな、もっと人と仲良くして、コミュニケーションを取りなさい」と言うかもしれません。
確かに一般的には、いい歳をとった成人が定職に就かず、一日中家に引きこもるのはどうかと思われるのでしょうが、やはりそれでも一度ニートを経験する理由は確実にあります。
ニートになって引きこもる理由

まず、自分自身の経験からニートになった理由ですが、
無意味な人の付き合いにストレスを感じていた
会社の人と無駄なコミュニケーションはできるだけとりたくなかった
仕事の内容にまったくやりがいを感じず楽しくなかった
生産性の無い無駄な会議や打ち合わせの時間に辟易した
給料が仕事に対して見合っていない気がした
毎日忙しいだけで休養がとれず、プライベートに支障が出た
このような理由がありました。
何より、会社内で起こる様々な無駄な時間を過ごすことに耐えられない気持ちが強くありました。
贅沢かもしれませんが、もっと自分が本当にやりたいことに集中できる時間が欲しかったのです。
もう少し言えば、上のような不満は、究極的には自分自身の責任であることも十分自覚していたのです。
自分で会社を選んで入社し、その場に長い間辞めずに身を置いていたのは事実ですから。
ある時、不毛な不満や愚痴をこぼしながらグズグズ働いている自分自身に本気で嫌気がさして、退職を決意し、そこからニートになりました。
ニートになって働きたくない理由を考え直す

そもそも「働きたくない」と日常的に感じることはまったく異常ではありません。
ほとんどの人は、できれば働かずに毎日だらだらしていたいと思っていると思います。
なので、まずは自分自身が「働きたくない」という気持ちを素直に認めることが大事ではないかと思います。
その気持ちを認めた上で、「ではどうすればいいのか」を考えると、不思議と前向きな気持ちや「働きたくない」ことへの解決方法が出てくる気がします。
勇気を出して会社を退職し、ニートになってしばらくすると、頭が冷静さを取り戻すため、会社に務めていた時には気づかなかった様々な思いがいろいろ整理できるはずです。
そうなったら改めて、なぜ自分は以前働きたくなかったか、その原因をゆっくり振り返って考えて見るとよいかもしれません。「働きたくない」には必ず理由があったはずなのです。
自由な時間が出来たら、気の合う人と話をしたり、海外旅行に出てみたり、自然に触れてみるのもよいかもしれません。趣味などあれば、それに没頭してみるのも一つの手です。とにかく今ままで感じていたストレスを一気に発散してみましょう。
冷静になって考えれば、今の時代、一つの会社の正社員に固執するメリットはあまり無いし、逆に契約社員やアルバイトにもあえて固執する必要はまったくないと気づくと思います。
何の仕事をやっても「やりがい」が見い出せないようであれば、そもそも会社自体に無理に固執する必要性がないことに気づくでしょう。
仕事の中で自分自身をごまかして、旧態依然の日本的な年功序列の流れで会社を捉え続けていると、少し言葉がきついですが、一生会社に労働力(貴重な人生の時間)を搾取されてしまうと思います。
会社で働きたくないならインターネットで仕事をする

インターネットは、時と場所を選ばず仕事ができる画期的なツールです。せっかくですからこの便利なツールを仕事に使ってみてはいかがでしょうか。
インターネットにはまだあらゆる可能性が潜んでいるはずです。
これからインターネットの通信回線がより早くなれば、仕事の作業効率もかなり上がるでしょう。
ニートになれば時間もありますし、やる気さえあればネットでしたい勉強も好きなだけできます。
興味があれば言語やプログラミングを学ぶのもいいでしょう。
アフィリエイトやEC物販でお金を産むことも可能です。
YouTubeの編集作業でもお金になりますし、ブログのライターをやってもいいでしょう。
本気になれば他にもたくさん仕事は見つけられると思います。
できればニートを経験した後の仕事選びは、「誰かの役にたてている」と感じられる仕事がよいでしょう。その気持ちが仕事をやりがいを持って継続する上でとても重要な気がします。
ニートになって引きこもるメリット

ニートになることのメリットがあるとすれば、それは会社の「様々なしがらみの煩わしさ」からの開放だと思います。
そして今までどれだけ面倒で無駄な環境に身を置いていたかを再確認できる機会を得られるはずです。
仮にそのあと何らかの理由で改めて会社組織に身をおくことになったとしても、ニート経験前とは全く違った、冷静な俯瞰した視点を持って会社を客観視できるようになれると思います。
記憶が曖昧で申し訳ありませんが、思想家の故吉本隆明さんが「引きこもれ」という著書で、元来人間は働きたくない存在であり、また、人生で一度は引きこもりの時期が必要だといった主旨のことを書かれていたように思います。
私のいう「ニート」と吉本氏の「引きこもり」の共通点があるとすれば、その過ごす時間が決して無駄でないという点にあると思います。
ニート(引きこもり)の時間をだらだら学ぶことなく時間を過ごすのではなく、せっかくの有効な時間を、自分自身の成長のために使うということです。
ニートの時期にまとまった時間で何かに集中することが、自分自身の考えの根幹となり、その後の人生の転機のきっかけとなることもあるでしょう。そのためにも一時期はあえて「内」を向き、自分のやりたい世界に没頭することが大切なのだと思います。
繰り返しますが、多くの人が持っている「働きたくない」という感情は、ごく普通の感情で否定すべきものではありません。
仕事に疲れていると脳ミソが麻痺し、何のために働いているかわからなくなる危険性があります。そうなるとあっという間に時間(人生)が過ぎてしまいます。
そうならないためにも、仕事に疲れている人は、思い切ってニートになってリセットしてみてはいかがでしょうか。